今週のブログ

 みなさん、こんにちは。講師の谷口です。最近はすっかり暑くなってきましてなかなかに外を歩いているだけでも、かなり体力を奪われるくらいに感じます。私自身夏があまり好きではないので過ごしにくいと感じる次第です。夏生まれの人が実際に夏に強い人が多いと聞いたことがありますが、もしそうなら羨ましい限りです。そんな今週のブログは久しぶりに英語学についてお話をと思いましたが、今日の内容は少し難しいかもしれないので、気軽に聞いてもらえたらと思います。


  ここに一つの例文があるとしましょう。

 

 

(例)  John almost built a house.

 

 この文章を見たときに、普通はきっと“ジョンはほとんど家を建ててしまった。”と訳すことが多いと思います。でも実はこの文章、人によってはもう少しで家を建てる作業をもう少しで始めてしまうところだったという意味を持つことが出来てしますのです。なぜこのような意味の違いが出てしまうのでしょうか。それは副詞”almost”の作用域がどこまでなのかによって変わるのだそうです。この作用域という言葉は高校までの英語ではあまり聞きなれないものですが、英語学の中の言語学では、意味論においてすごく重要になるものなのです。これは副詞だけではなくnotにもよく見られるものなのです。

 例えば次の文章を見てほしいのですが

 

She did not marry him because he was rich.


  この文章は、①彼女は彼がお金持ちだったので結婚しなかった。という意味と②彼がお金持ちだったからといって結婚したわけではないという2通りに訳すことが出来るのだそうです。これも作用域によって意味が変わるのだそうですね。


  実は私も、大学時代にこの言語学の中でも意味論・語用論を専攻していたのですが分かれば楽しく、でも中身に関してすごく難しいと思っていました。みなさんも少し難しいかもしれませんが興味があれば調べてみると面白いかもしれませんよ。それではまた、来週のブログで。

2019年9月
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