音楽
2019年05月16日

「時代」の歌手の輝き

私は普段音楽を聴く際、月額課金サービスのAppleMusicを使用しています。月額に見合うだけの収録曲数ではあるのですが、無条件に全ての音源を網羅しているわけではありません。もちろん、アーティストによっては配信されていないこともあります。事務所が著作権周りに厳しかったり、アーティスト自身の意向としてそのようにしていたり、などの場合があります。しかし、アーティストが配信の申請を行い、それが認可されればサービス内で配信が行われます。

 

少し前だと、ポルノグラフィティさんやback numberさんの楽曲が新たに追加されたのですが、学生時代によく聞いていたアーティストの曲を手軽に聞ける環境が現代に復活していることに、何より嬉しくなってしまいました。(残念ながらback numberさんの楽曲は全て配信されているわけではありませんでした。)

 

そして意外なことに、現代の流行曲と比べてやや昔のヒットチャートの方がより多くの楽曲を収録しているのです。当時はテレビ番組の隆盛期であり、音楽はアーティストだけのものではなく、芸能人の方々も番組のコーナーやタイアップ等で多くの楽曲に参加していました。加えて一度きりのグループで楽曲制作を行うということも少なくなかったので、その分配信に抵抗が薄いのではないでしょうか。

 

現代の若者だけでなく、幅広い年齢層が楽しめるのが音楽の特徴です。年長者が最近の音楽に触れられることはもちろん、逆に若者が昔の曲を楽しむこともできる現代の環境は、音楽が売れる売れないを抜きにしてもとても恵まれた時代だと言えます。だからこそ、提供される作品には敬意を払い、対価を支払って楽しむことを忘れてはいけませんね。

 

講師 木ノ本雄大

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