伝説のシンガーから考える「ロック」

AppleMusicというApple社が提供している定額音楽サービスをフルに活用して日常に音楽を盛り込んでいるのですが、最近ふと「昔の音楽にも触れてみたいな」と思うことがあり、親の世代に流行った歌手を聴いているのですが、その中で昔から色褪せない輝きと力強さを持ったシンガーと出会いました。「尾崎豊」さんです。

 

 

「若者の代弁者」として名を挙げ、不自由や支配を壊す、力を手にするといった曲が大ヒットしたようで、その当時から亡くなられた現在でも多くの熱狂的なファンが存在し、社会現象的なブームにまでなったそうです。
社会風刺の曲だけではなく、音楽そのものに対する熱意や儚げなラブソングも手掛けているのですが、彼を「ロック」と称する意見や記事が多く見つかりました。

 

 では、人に対して用いる「ロック」とは何なのでしょうか?
 普段聞いている日本語ラップ、ひいてはヒップホップの界隈でも同様に「ヒップホップとは何か」という疑問に行き当たることはあります。この「ロック」と「ヒップホップ」という二つの抽象的な言葉にはさらなる共通点があると考えます。

 

 ラッパーに同様の質問を投げると、「ヒップホップは生き様を詰め込んでいる」との答えが返ってきました。なるほど、音楽ジャンルでありながらその中身はやはり等身大の自己表現だったわけです。


 では、尾崎豊さんの作る曲はどうなのでしょうか?
 そのほとんどが偽りのない、本人の心からの叫びであったがために空前の大ヒットと相成ったのだと考えています。フィクションで作られた曲はポップスに大別され、ロックにもヒップホップにも消化できないと思います。

 

 つまるところ、自己表現を詰め込んだ楽曲から曲調によって「ロック」と「ヒップホップ」に分かれるのではないか、ということが私の意見です。

 

講師 木ノ本

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