節分のお話

 2月3日は節分です。豆まきをしたり巻き寿司を食べたりするあの日です。
 私が小学生低学年くらいのころ、近くの神社で毎年節分の日に「餅まき」が行われていました。ビニール袋のなかに丸餅が入ったものが撒かれるのですが、2~3袋に1つくらいの割合で5円玉が入っていました。その5円目当てでお小遣い稼ぎに行っていたのですが今思えば、時給換算した時にあんなにコスパの悪いことはそうそうありません。

 さて、この節分ですが今は2月3日のことのみを指しますが、元々は「季節を分ける」の名の通り1年に4回ありました(と、いうか今でも4回あります)。ですが旧暦の1年の始まりである春の節分だけが文化として残ったのです。

 今日はそんな節分の雑学をいくつか紹介しましょう。

 

なんで豆をまくのか

春の節分は本来1年の始まりの日です。新しい1年の安全や無病息災を祈る日なのです。
 ですので、年の初めに邪気や息災を追い払うために「鬼」というイメージに対して「魔滅=まめ」をぶつけて追い払うようになったと言います。

 

柊鰯(ひいらぎいわし)

 節分に食べるもののひとつに、鰯のお頭付きがあります。この鰯も鬼が嫌いなものなんだそうです。鬼はにおいの強いものが苦手と考えられていて、地域によってはラッキョウなどを飾る場合もあるようです。

 

急に流行りだした恵方巻き

 豆まきや柊鰯の風習は平安時代から続くものですが、ここ数年一気に普及したのが恵方巻きです。
 この恵方巻きの風習は1977年に大阪海苔問屋協同組合がイベントで、巻きずし早食い競争をしたことがきっかけで、関西で少しずつ定着し、平成10年頃から大手コンビニエンスチェーンで販売・宣伝するようになって日本各地に浸透していきました。
 恵方とは、その年の福の神のいる方向で、その恵方を向いて巻きずしを一気に食べるとこで「福を一気にいただく」ということを意味しています。途中で食べるのをやめたり喋ったりすると「福を逃す」そうです。

 

豆まきしなくていい人

 実は豆まきをしなくてもいい人(しなくていい名字)がいます。それが渡部さんと坂田さんです。
なぜ豆をまかなくていいのかというと、鬼は渡部さんや坂田さんが怖いのです。

 平安時代の武人である源頼光には、渡部綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季部の「頼光四天王」と呼ばれる鬼退治の逸話をもつ家臣がいました。そのため鬼は渡部さんや坂田さんを恐れ、その家にはやって来ないんだそうです。
 ちなみにこの坂田金時は、あの昔話「金太郎」のモデルになった人物です。

 

さて、この記事を書いているのは2/2なのですが、今日の晩御飯は恵方巻きにしようかと思います。神頼みも商売人にとっては大事なお仕事のひとつです。

塾長 いしき

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