テレビでよく聞く?お笑い用語

お笑いブームという言葉、わたくし塾長伊敷が耳にするようになったのは2000年ごろ「爆笑オンエアバトル(NHK)」や「笑いの金メダル(テレビ朝日)」「エンタの神様(日本テレビ)」などのネタ番組によって、「テツ&トモ」や「ダンディ坂野」さんや「はなわ」さんなどが売れ出した頃だったと思います。(wikipediaによると、この2000年頃からのお笑いブームを第5次お笑いブームというそうです。)
その後「M-1グランプリ(テレビ朝日)」や「R-1ぐらんぷり(関西テレビ・フジテレビ)」などの大型賞レースが設立され、今ではお笑いはブームではなくエンタメの中心に居座っている印象すらあります。
テレビで毎日のようにお笑い芸人がトークやネタを披露する中で、いわゆる「お笑い用語」を耳にする機会が増えたと思うのですが、それらの内のいくつかの語源や意味についてお話ししたいと思います。

 

 

 

「ボケ・つっこみ」
漫才においておもしろい事を言う役割と、それを訂正し漫才を本筋に戻す役割のことですが、今では一般会話の中でも使われるようになりましたね。
実はもともとは「つっこみ」と「とぼけ」と呼ばれていました。
今のように、マイクの前に2人で立ち、楽器などを使わずに喋りだけで進めるスタイルの漫才は、戦前に「横山エンタツ・花菱アチャコ」が発明し、戦後に「中田ダイマル・ラケット」や「夢路いとし・喜味こいし」らが復活させるのですが、このころは漫才師本人ではなく漫才作家がネタを作るという事がよくありました。
その作家が書いたネタに書かれた「つっこみ とぼけ」が「つっこみ“と”ボケ」と見間違えられた(もしくは洒落で言い換えた)ために、とぼけではなくボケという言い方が定着したと言われています。

「コント」
 Contはフランス語で「寸劇」を表します。センターマイクを使わず、演技をすることによって笑わせるスタイルで、舞台装置(セット)や音楽を使う場合も多いです。ちなみに英語ではsketchと言います。

「ブリッジ」
ショートコントなどでネタの合間に入れるギャグのこと。具体例でいうとアンガールズの「♪ジャンガジャンガ」のようなものです。
ちなみに「ショートコント○○」と言って、いくつもショートコントを連続して行うスタイルを初めて行ったのは「ウッチャンナンチャン」です。

「鉄板」
 鉄板ギャグや鉄板のネタなどのように使う「鉄板」。必ずうける、どんな場面でも使える、のような意味です。語源としては
 手堅い→硬い→鉄板 という連想ゲームから来ています。

「天丼」
 同じネタやギャグを、少し間を取って忘れたころにもう一度使うことを言います。これの語源は食べ物の「天丼」であり、天丼には一般的に海老天が2本乗っているので、2つ同じ物があるという意味で使われ始めたそうです。

「擦る(こする)」
 エピソードを客前で披露する前に楽屋などで同業者に試し、受けを確認したりブラッシュアップすること。また、同じエピソードをいろいろな現場で何度も使う事。
この言葉に関しては、はっきりとした語源がわからなかったのですが、話を磨き上げるの「磨く」や同じページを捲るの「めくる」などの動詞と似たニュアンスの言葉をあてたか、あるいはあまりに同じことを言いすぎて「カスカスになるまで使った」という表現から逆引きして「擦り倒した」という表現に行き着いたと予想します。

 

もはや塾の先生が解説するようなことではないような気がしますが、たまには息抜きでこんな記事も書いてみましたー。

塾長 伊敷

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