梅雨が明けました!!

梅雨が明けました!!

 

7月9日、気象庁は近畿地方の梅雨明けを発表しました。例年に比べて約12日速い発表となり、夏がやってきました。
今年は梅雨前線の活動により西日本では深刻な水害・土砂災害が発生しましたが、そもそも梅雨前線や温暖前線などで使われるこの「前線」という言葉、皆様は理解して使っていますか?なんとなーく雨を降らせそうなイメージのこの言葉について今日は説明しようと思います。

 

まず、雨が降るには雲が必要ですが雲はどのようにしてできるかご存知でしょうか?雲というのは空気中の水蒸気が上空に上って冷やされ、小さな水や氷の粒になったものが集まってできています。つまりは雲ができるためには空気が上空に昇っていく必要があるのです。

 

さて、ここに温かい空気のかたまり(暖気団)と冷たい空気のかたまり(寒気団)があったとしましょう。そして寒気団が暖気団に近づいてきてぶつかったとします。
液体や気体は冷たいものの方が重たいという性質があるためぶつかった2つの気団のうち、重たい寒気団は軽い暖気団の下に潜り込もうとします。

 

すると、暖気団は上に昇っていきますので雲になりそこに雨を降らせるのです。逆に暖気団が寒気団に近づいて行った場合でも、暖気団は重たく沈んでいる寒気団の上を滑り台を逆走するように上り雲が出来ます。

 

つまり暖気団と寒気団がぶつかると雲が出来、雨を降らせるのです。このように暖気団と寒気団が接している部分を「前線面」といい、そのうち地表や海上に接する部分を「前線」といいます。

 

ふつうはこの寒気団と暖気団の内、どちらかが強く、積極的に動くため前線はやがて通過していくのですが、春から夏にかけて暖かくなっていく段階で、この寒気団と暖気団の勢力がつり合いお互いに押し合いになってなかなか動かない状態になることがあります。この状態の前線を「停滞前線」といい、日本の上空では6月~7月にかけて1か月近くこの停滞前線が居座るのです。この時期を梅雨というのです。

 

雨が続きじめじめして嫌われる梅雨ですが、そこには寒気団と暖気団の壮絶な戦いが毎年繰り広げられているのです。

 

 

塾長 伊敷寿起

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